世界的な大ヒットを記録し、アカデミー賞視覚効果賞を受賞した映画『ゴジラ-1.0』での熱演は記憶に新しい。過酷な時代を生き抜くヒロインを力強く演じきった彼女の演技の根底には、テレビの現場で培った「瞬発力」と「人間味の描写」が息づいている。巨大なスケールの劇場用映画と、市井の人々に寄り添う地上波ドラマ。彼女はその両極を軽やかに行き来する。
虚構の世界に圧倒的なリアリティを吹き込む力は、実在のモデルや重厚なテーマを扱った経験によって磨き抜かれたものだ。視聴者の感情をダイレクトに揺さぶるテレビドラマの経験値が、世界基準の映画作品における堂々たる存在感へと直結していることは疑いようがない。