谷村新司さんの音楽人生は、日本のポップス・歌謡史そのものでした。1972年に堀内孝雄さん、矢沢透さんと結成したフォークロックグループ「アリス」では、『冬の稲妻』『涙の誓い』『チャンピオン』『秋止符』など、今も歌い継がれるメガヒットを連発。熱気あふれるライブパフォーマンスで当時の若者文化を牽引しました。
ソロアーティスト転向後もその才能は留まることを知らず、1980年に発表した『昴 -すばる-』はアジア全土で爆発的な支持を集め、国際的な文化交流の架け橋となりました。また、山口百恵さんに提供した『いい日旅立ち』は、日本の鉄道旅情と家族の絆を描いた不朽の名曲として国民的スタンダードとなっています。
ファンや音楽ファンの間で語られる「谷村新司の代表曲人気ランキング」においても、『昴』『いい日旅立ち』『チャンピオン』と並び、『サライ』は常に最上位に君臨しています。ジャンルや世代の垣根を越え、人々の日常や節目に寄り添い続けたメロディメーカーとしての存在感は唯一無二でした。