このムーブメントの背後には、アパレル各社の熾烈な素材開発競争がある。株式会社ファーストリテイリングが展開するユニクロは、驚異的なコストパフォーマンスを誇るウォッシャブル仕様のハイゲージモデルを投入し、サマーニットの敷居を劇的に引き下げた。特にデザイナーとの協業ラインである「UNIQLO and JW ANDERSON」などでは、構築的なカッティングを取り入れたモダンなニットウェアが毎シーズン即完売を記録している。
一方で、セレクトショップ大手のビームス(BEAMS)をはじめとする高感度リテーラーは、フレンチリネンやギザコットンを贅沢に使用したクラシカルなニットポロを展開。手洗いやマシンウォッシュが可能なイージーケア性を備えながら、職人技が光るリンキング縫製で極上の着心地を提案し、本物志向の大人層を唸らせている。