らんぷ亭を語る上で絶対に外せないのが、2000年代のBSE危機真っ只中に誕生した伝説の看板メニュー「塩牛丼」です。
当時、米国産牛肉の輸入停止によって各チェーンが豚丼やカレーへの代替を迫られる中、らんぷ亭が打ち出したのは「タレを醤油から特製塩ダレに変える」という逆転の発想でした。あっさりしながらもニンニクと黒胡椒のパンチが効いた塩ダレに、ネギとレモンを添えた斬新なスタイルは、従来の牛丼の概念を覆す大ヒットを記録しました。
その他にも、香ばしさが食欲をそそる「鉄板焼肉定食」や、甘辛いタレが染み込んだ「豚しょうが焼き丼」など、他社チェーンにはない独自のメニュー構成が多くのリピーターを惹きつけました。今なおネット上で「あの塩牛丼の味が忘れられない」と語り継がれていることこそ、らんぷ亭が残した最大の足跡といえます。