2026年3月の北陸新幹線金沢・敦賀開業は、北陸全体の流動を劇的に変えた。富山県内を走る在来線にとっても、関西・中京圏からのアクセスルート再編は大きな転換点だった。
特急「サンダーバード」や「しらさぎ」が走っていたJR時代と異なり、現在の収益源は地域輸送とJR貨物の線路使用料が中心だ。特急通過に伴う収入が消えた穴を埋めるのは容易ではない。だが、2026年現在の営業実績を分析すると、運行本数の維持と利便性向上によって定期利用者の離脱を最小限に食い止めている実態が浮かび上がる。金沢方面や新潟県境を跨ぐ越境利用の需要をきめ細かく拾い上げたダイヤ設定が功を奏した形だ。