制作陣が目指すジャンル設計も極めて実験的だ。リーク情報が示すのは、単なるフィクションの枠に収まらない重層的な構成である。綿密な取材に基づくビジネス・ジャーナリズムの手法を骨格に据え、息をもつかせぬ骨太なサスペンス・ドラマとして物語を駆動させる。
さらに特筆すべきは、事実の当事者たちの肉声を織り交ぜるドキュメンタリーの手法が随所に組み込まれている点だ。現実の経済事件とフィクションが交差するスリリングな演出は、視聴者に「どこまでが真実で、どこからが創作なのか」という強烈な知的興奮を突きつける。既存のドラマフォーマットを打ち壊す、全く新しい映像体験が生まれようとしている。