建設コンサルタント大手ランキングにおいて、パシフィックコンサルタンツは常に業界売上高第2位(国内売上高ベースでは首位争い)に位置し、名実ともにインフラ業界の主軸を担っています。同社の最大の強みは、道路、鉄道、空港、港湾といった交通インフラ分野と都市計画・まちづくり分野における圧倒的な企画力と総合マネジメント力です。直近の業績も、国土強靱化基本計画の推進や老朽化インフラの維持管理需要に支えられ、極めて堅調な推移を見せています。
業界を牽引するライバルである日本工営との比較では、両社の特性が明確に分かれます。日本工営が水工(ダム・河川)や電力分野に強く、海外インフラ開発において圧倒的な存在感を示す「グローバル志向」であるのに対し、パシフィックコンサルタンツは国内の総合都市基盤や交通ネットワーク、近年では地域DX・スマートシティ構想など「国内の高度な課題解決と先端まちづくり」に強烈なプレゼンスを持っています。
官公庁や自治体からのプロポーザル案件(技術提案型入札)での勝率は非常に高く、単なる土木設計にとどまらない「政策提言型コンサルティング」を展開できる点が、他社を一歩リードする企業競争力の源泉となっています。