陸上競技大会や学生サッカーの選手権、さらには地域ラグビーの熱戦まで。このトラックとピッチは、数無き名勝負の舞台となってきた。地元の学校に通った人々なら、誰もが一度はスタンドから声援を送った記憶を持っているのではないだろうか。
いま、その「聖地」としての機能がさらに多様化している。プロアスリートの練習利用はもちろんのこと、早朝や夜間の市民開放枠が大幅に拡充された。ランニング愛好家がプロと同じトラックを駆け抜け、週末にはシニア世代が健康づくりのグラウンドゴルフに興じる。トップスポーツと生涯スポーツの境界線が、ここでは心地よく溶け合っている。