『ファークライ4』の代名詞とも言えるのが、プロローグ直後にスタッフロールを迎えられる「裏エンディング」です。通常のオープンワールドゲームの常識を覆すこの仕掛けは、本作のテーマである「暴力の無意味さ」を象徴する仕掛けとして高い評価を得ています。
裏エンディングへ到達するための条件は極めてシンプルです。物語序盤、独裁者パガン・ミンに屋敷へ連行され、食卓で「ここで大人しく待っていてくれ」と言われた後、コントローラーに触れず約10〜15分間その場に留まるだけです。
通常であれば屋敷から脱走して反乱組織「ゴールデン・パス」に合流しますが、素直に待機しているとパガン・ミンが穏やかな表情で部屋に戻ってきます。そのままヘリコプターに乗せられ、主人公エイジ・ゲイルの母イシュワリの遺灰を安置する霊廟へ案内され、エイジの異父妹であるラクシュマナの真実を知らされることになります。一切の銃撃戦を行わず、母親の遺言を果たしてパガン・ミンと良好な関係を結ぶこの結末こそが、ある意味で「最も平和的で血の流れない正解ルート」として語り継がれています。