2026年、メジャーリーグのレギュラーシーズンからポストシーズンにかけて、日本国内のスポーツニュースは大谷翔平の一挙手一投足に染まり続けている。ドジャースの青いユニフォームを身にまとい、投手としての圧倒的な奪三振ショーと打者としての規格外のアーチを連発する姿は、朝の通勤時間帯から夜の報道番組まで、あらゆるメディアのトップを独占した。
一方で、秋の深まりとともに開幕する日本のプロ野球・日本シリーズ。国内12球団がしのぎを削り、勝ち抜いた2チームによる伝統の決戦は、本来であれば国内スポーツの主役だ。しかし近年、日本の視聴者の目線には確かな変化が生じている。朝にMLBのポストシーズンを観戦し、夜に日本シリーズを観る——そんな変幻自在な視聴習慣が定着するなかで、ファンの心には常に「世界のオオタニ」の影が寄り添っている。