スコーピオンの真価を最も象徴的な形で証明してみせたのが、本作の主人公のひとり・空閑遊真だ。異世界(近界)での実戦経験を豊富に持つ彼は、この武器が持つ柔軟性を極限まで引き出している。
遊真は手で振るうだけでなく、足の裏からブレードを露出させて接地面積をコントロールし、壁面や宙空での急制動を実現。さらに蹴りと同時に足先から刃を突き出して敵の想定外の打撃を与えるなど、常識にとらわれない戦術を次々と披露した。
加えて、機動力を跳ね上げる「グラスホッパー」や投擲技、さらには自身の身体からブレードを切り離して囮に使う「脱皮」のような裏技的運用まで展開。スコーピオンの脆弱さを補って余りある発想力で、数々の格上を相手に金星を挙げ続けている。