栃木県南部の中心地である小山市が誇る一大イベントが、「おやまサマーフェスティバル2026」だ。そのクライマックスを飾る「第72回小山の花火」は、半世紀以上の歴史を紡ぎながらも、常に時代の先端を行く演出を取り入れ続けてきた。打ち上げ場所となる思川の清流は、観客席との距離が驚くほど近く、花火が炸裂した瞬間に視界全体が光で埋め尽くされる圧倒的な臨場感を生み出している。
名物の超特大スターマインや、音楽の旋律とミリ秒単位でシンクロするミュージックスターマインなど、プログラム構成の緻密さは群を抜く。ただ空を見上げるだけの花火大会ではない。水と光と音が織りなす総合芸術として、北関東の夏祭りを象徴する存在感を放っている。