今後の相場展開を左右する最大の焦点は、FRB利下げと米国経済最新ニュース、そして日本銀行の追加利上げのペースです。
米国経済が軟着陸(ソフトランディング)に向かい、FRBが段階的な利下げを進めるシナリオでは、日米の金利差が縮小に向かうため、ドル円には緩やかな下押し圧力(円高方向)が働きます。しかし、米国の労働市場が想定以上に堅調を維持しインフレ再燃リスクが燻る場合、ドルの金利は高止まりし、再び155円〜160円近辺を試す展開も排除できません。
【プロの結論】外貨資産を持つべき人・慎重になるべき人の判断基準
為替の不確実性が高い時代において、個人がとるべき金融行動の指針を整理します。
【今すぐ外貨建て分散を進めるべき人】
・資産の100%を日本円の普通預金・定期預金だけで保有している人
・将来的に海外旅行、留学、海外移住などを予定している人
・インフレによる現金の購買力低下に対して資産防衛を図りたい人
※全世界株式(オルカン)やS&P500インデックスファンドの積立投資を通じて、間接的にドル資産を保有する手法が合理的です。
【外貨投資に慎重になるべき人】
・1〜2年以内に使う予定の結婚資金や住宅頭金などの短期資金を運用しようとしている人
・FXなどで短期的なレバレッジ取引を行い、一攫千金を狙おうとしている人
※急な円高局面(日銀の想定以上のタカ派利上げや米景気後退ショックなど)で一時的に元本を大きく割り込むリスクがあります。