Googleなどの検索エンジンで神社名を打ち込むと、上位に現れる「新屋山神社 怖い」というサジェストワード。この不気味な噂の背景には、主に3つの具体的な要因が絡み合っています。
第1の要因は、奥宮が醸し出す圧倒的な自然の威圧感です。標高約1,700mの富士山2合目に位置する奥宮は、俗世から完全に切り離された原生林の中に突如現れます。霧が立ち込める日の静寂と冷気は、都市生活者が普段感じることのない「霊気(ゲニウス・ロキ)」を放っており、感受性の鋭い参拝者が「畏怖の念(オウ・Awe)」を抱くのは極めて自然な反応です。
第2の要因は、かつて奥宮にあった「環状列石(ストーンサークル)を巡るオカルト騒動」です。一時期、「サークルの周りを時計回りに3回まわると願いが叶う」というスピリチュアルな俗説がメディアやネットで広まり、マナーを無視した参拝者が石の周りを狂乱状態で周回する事態が発生しました。この異常な光景が目撃者の恐怖を呼び、ネット上に「怖い場所」として書き込まれたのです。なお、神社側はこの過熱した悪習を重く見て、現在は注連縄で囲い立ち入りを厳格に制限しています。
第3の要因は、急激な運気変動に伴う「好転反応」の体験談です。事業が急成長を遂げるプロセスでは、古い取引先との断絶や組織の再編、あるいは一時的な資金ショートといった激しい痛みが伴うケースが珍しくありません。この過渡期の試練を「神社の祟り」「強烈すぎるパワーの反動」と解釈した人々が、「軽はずみに行くと怖い目に遭う」という言説を固定化させていったのです。