日本国内における公式な定義はどうなっているのだろうか。業界の指針を担う日本アイスクリーム協会の見解によれば、実は法令や食品表示基準上において、パフェとサンデーを厳格に切り分ける法的な定義は存在しない。つまり、提供する側が「これはパフェである」と名付ければパフェになり、「サンデーである」と謳えばサンデーとして流通するのが実情だ。
しかし、日本の製菓・外食産業の現場には、長年の営業慣行によって培われた暗黙の了解が確実に根付いている。ファミリーレストランチェーンや洋菓子店におけるメニュー開発の現場では、アイスクリームを主役に据えた手軽な価格帯の日常系デザートを「サンデー」、季節のフルーツや複雑な副素材を多用した贅沢な一品を「パフェ」と呼び分ける傾向が強い。価格、ボリューム、そして体験のプレミアム感によって、商業的な棲み分けが自ずと確立されているのだ。