京都府郊外の山林で発見された男児の遺体。発端となった失踪届から遺体発見に至るまでの数日間には、どうしても埋まらない「空白の時間」が存在していた。独自に入手した捜査資料と関係者への取材によれば、当初の通報内容と現場周辺の防犯カメラ映像、さらには車両の走行記録(Nシステム)との間に看過できない乖離が確認されている。
男児が姿を消したとされる時間帯、父親が主張していた「目を離したわずか数分の隙」という説明に対し、現場付近を通過した車両データは全く別の場所での長期停車を示していた。さらに、男児のスマートフォンや所持品が発見された場所の不自然さも捜査陣の疑念を深めている。未解決の疑問点を解き明かす鍵として、警察は押収した車載ナビゲーションのGPS履歴やスマートフォンの位置情報ログを徹底解析。その結果、失踪直前に山林方面へと向かう不自然な移動ルートが浮き彫りとなった。
「供述の変遷と客観的な電子データの不一致。これが今、捜査本部の最大の焦点だ」と、ある捜査関係者は声を潜めて語る。愛する我が子を失った悲劇の当事者なのか、それとも真相を隠蔽しようとする当事者なのか。最新の捜査網は、父親が語るタイムラインの矛盾を着実に追い詰めている。