教団の精神的支柱として絶対的なカリスマ性を誇った池田大作名誉会長の逝去は、組織運営に決定的なパラダイムシフトをもたらした。創価学会を日本最大の宗教組織へと押し上げ、国際的なネットワークへと育て上げた指導者の不在は、信者の心理的結束に小さからぬ影響を与えている。
現在、教団の実務トップを務める原田稔会長をはじめとする執行部は、組織の引き締めと求心力の再構築に腐心する。最大の課題は、団塊の世代を中心とする高齢信者層に依存した活動スタイルの限界だ。座談会や会合への参加率は年々低下し、かつてのような熱狂的な組織動員を維持することは困難になりつつある。
特に青年部(男子部・女性部)の先細りは深刻で、組織の若返りは待ったなしの状況だ。二世や三世の世代になると、親世代のような強固な帰属性を持たず、教団活動からフェードアウトするケースが後を絶たない。