なぜ彼女は、安定していた過去のスイングを壊してまで新たなフォームの獲得に挑んだのか。その答えは、極限の緊張感が漂うサンデーバックナインでの再現性にあった。オフシーズンから取り組んだスイング改造では、下半身の主導による軸のブレないターンと、インパクト時のエネルギー効率を最大化するトップの位置をミリ単位で徹底修正した。
最初は違和感との戦いだった。思い通りの球が出ず、葛藤する日々もあったという。それでも「勝つためのスイング」を愚直に追い求めた結果、ヘッドスピードを保ちながらも打球のバラつきを極限まで抑えるフォームを完成させた。泥臭い練習量を背景にしたその進化こそ、彼女が土壇場で発揮するメンタルの強靭さを支えている。