マークやシンボルが持つ力は、時に社会の分断を埋め、巨額の経済を動かす起爆剤になる。1947年に人種差別の壁を打ち破ったジャッキー・ロビンソンの背番号「42」。現在、MLB全球団で永久欠番となったこの数字は、平等と勇気を象徴する神聖な記号として永久に球界に刻まれている。
そして現在、その系譜の上に新たな伝説を刻んでいるのが大谷翔平だ。ドジャースのブルーに染まる背番号「17」は、日米のマーケットを軽々と連結した。ロサンゼルスはもちろん、東京や世界中の都市で「17」のロゴが入ったキャップやシャツが飛ぶように売れ、マーチャンダイジングの歴史を塗り替えている。
一人のスーパースターが身にまとうマークが、そのまま数十億、数百億円規模のグローバルな経済価値へと直結する。背番号とチームロゴの融合は、現代スポーツビジネスにおける最大の資産と言っても過言ではない。