現在でもネット上の検索窓には「こだま号喫煙所何号車」というキーワードが頻繁に入力されています。この誤解が根強く残っている背景には、かつて東海道・山陽新幹線で運用されていた歴代車両の喫煙ルーム配置が、利用者の記憶に強く刷り込まれているためです。
かつて東海道新幹線の主力であったN700系(16両編成)の場合、普通車は3号車・7号車・15号車、グリーン車は10号車に喫煙ルームが設置されていました。さらに山陽新幹線区間(新大阪〜博多)を中心に運行される8両編成の車両(N700系7000番台・8000番台)では、3号車と7号車に喫煙設備が存在していました。また、かつての700系時代には「喫煙車両」そのものが連なり、500系にも喫煙ルームが新設された経緯があります。
しかし、山陽新幹線喫煙ルーム現在の状況を見ても、500系や700系レールスターを含め、車内喫煙ルームは例外なくすべて封鎖・撤去されています。「こだま号は古い車両が回されることが多いから、昔の設備が残っているのではないか」という淡い期待は完全に打ち砕かれています。現在のこだま号の車内案内図を確認すると、かつてタバコのピクトグラムが描かれていた区画は完全に消去され、業務用スペースや非常用設備へと置き換わっています。