噂が再び活発化しているもう一つの大きな背景は、2026年8月のカブール陥落以降、権力を掌握したタリバン暫定政権による「イスラム法(シャリーア)に厳格な統治」の復活です。タリバンの最高指導者ハイバトゥラー・アクンザダは、近代的な法規範を排除し、身体刑や死刑を公の場で執行する方針を打ち出しました。
現在のアフガニスタン情勢において、各地のサッカースタジアムや公共広場では、殺人罪などに問われた現地市民に対する「公開処刑」が実際に再開されています。最高裁判所の命令に基づき、数千人の観衆を集めたスタジアムで、被害者の遺族自らが銃の引き金を引く「キサース(同態復讐)」の儀式が執り行われており、国連や国際人権団体から激しい非難を浴びています。
こうしたタリバンの公開処刑に関するニュースが国際報道で頻繁に取り上げられる中で、「現地に滞在している外国人は無事なのか」「日本人が巻き込まれて処刑されたのではないか」という不安と憶測がネット上で一人歩きし、事実無根の検索クエリへと直結しているのです。