芸能関係者の証言や業界団体のリサーチによると、芸能人御用達ジム一覧に名を連ねる施設は、大きく3つのグループに分類できます。かつて一世を風靡した大手パーソナルジムから、完全紹介制の隠れ家サロン、そして姿勢矯正やピラティスを融合させた新世代スタジオへと、その潮流は細分化を遂げています。
第1のグループは、短期間での肉体改造ノウハウが体系化されている大手チェーンのフラッグシップ店舗です。RIZAP(ライザップ)やBEYOND(ビヨンド)、Apple GYM(アップルジム)などの有名ブランドでも、全店共通のオープンフロアではなく、特定の主要店舗に「VIPルーム」や「プライベート専用フロア」が設けられており、多くのタレントが撮影前の追い込みに利用しています。
第2のグループが、南青山や代官山、広尾の路地裏に佇む隠れ家型の高級パーソナルトレーニング施設です。看板を出さず、マンションの1室や地下スペースを贅沢に使い、芸能界やスポーツ界のトップ層のみを顧客とする小規模スタジオがこれに該当します。こうした店舗では、公式SNSに顧客の写真を掲載することは一切なく、口コミと直接紹介のみで予約枠が埋まります。
第3のグループとして近年勢力を伸ばしているのが、女性タレントやファッション誌の専属モデルから圧倒的な支持を集める「モデル愛用ジム」です。重いバーベルを持ち上げる筋肥大トレーニングではなく、ピラティスマシン(リフォーマー)や自重トレーニング、骨盤アライメント調整を組み合わせたスタジオが主流となっています。骨格を整えて細く長いしなやかな筋肉をつけるアプローチが、現代のビジュアルトレンドに合致しているためです。