取り締まり装置を巡っては、長年まことしやかに囁かれている噂や誤解が多数存在します。技術的・法的な観点からその真相を解明します。
噂1:「オービスが誤作動して無実の罪で光ることはあるのか?」
【真相】機械的エラーによる誤作動の可能性は極めてゼロに近い。
現代の取締装置は、複数のセンサーによる速度のクロスチェック(二重計測)を行っています。例えばループコイル式であれば、複数ラインの通過時間差をミリ秒単位で照合し、数値が一致しない場合はエラーとして除外されるフェイルセーフ構造になっています。過去の裁判例においても、装置自体の計測エラーが認められて無罪となった事例は、機器の定期点検記録が提出されている限り事実上存在しません。
噂2:「最新のレーザー式オービスは探知機で完全に防げるのか?」
【真相】レーザー探知機は進化しているが、「100%の事前回避」は不可能。
最新のレーザー受光型レーダー探知機は、新型可搬機が照射する光電管・赤外線パルスレーザーを捉える性能が大幅に向上しています。しかし、レーザー光は直進性と指向性が極めて高く、電波のように広く拡散しません。前方車両の影に隠れた装置や、カーブを抜けた直後に設置されている場合、探知機が警報を鳴らした瞬間にはすでに車両の測定と撮影が完了しているケースが多発しています。探知機に過信した速度超過は極めて危険です。