日本国内に目を向けると、世界に誇る驚異的なフィジカルエリートが存在します。
まず語らなければならないのが、アテネ五輪ハンマー投げ金メダリストの室伏広治です。彼の握力にまつわる逸話は数多く、市販のデジタル握力計(上限100kg〜120kg)を計測不能のエラー(振り切れ)にしたエピソードは有名です。推定値としては120kg〜130kg以上に達していたとされ、本格的な握力専門のトレーニングを積んでいない状態でのこの数値は、天賦の才と圧倒的な身体操作の賜物といえます。
純粋な握力競技者として日本人握力歴代最高記録を打ち立てたのが、握力研究家・トレーナーの新沼大樹です。新沼氏は日本人として初めて難関の「CoC No.3(約127kg相当)」および「No.3.5(約147.5kg相当)」の公認クローザーとして世界にその名を刻みました。自重や器具を巧みに操り、実測130kgを超えるクラッシュ力を手に入れた彼の存在は、日本人であっても鍛錬次第で世界トップレベルに到達できる生きた証です。