iPhoneの「設定」>「一般」>「iPhoneストレージ」を開いたとき、最下部に表示されるグレーの領域。かつて「その他」と表記されていたこの「システムデータ」には、一体何が保存されているのでしょうか。
主たる構成要素は、iOSの動作に必要なシステムキャッシュ、Siriの音声データベース、システムログ、ソフトウェアアップデートの残存ファイル、そして各種アプリがバックグラウンドで生成した一時的なバッファデータです。本来、iOSの自動管理機能によってストレージ容量が逼迫した際には、これらのキャッシュは自然に破棄される設計になっています。
しかし、高画質な動画のストリーミング再生やSNSの頻繁な利用、バックグラウンド処理の微細なエラーが重なると、OSのクリーンアップ機構が追いつきません。その結果、十数GBから時には50GB以上もの不要データが端末内に残留してしまうのです。