メガホンをとったショーン・レヴィ監督は、実写と当時の最先端CG技術を融合させるという難易度の高いプロジェクトを見事な手腕でまとめ上げた。メガスタジオである20世紀スタジオの全面的なバックアップのもと、博物館のスケール感を損なうことなく、テンポの良いエンターテインメントに仕立て上げたのだ。
今回改めて明かされた未公開カットの存在もファンには見逃せない。劇場公開版ではカットされた「モアイ像とラリーの長尺のシュールな問答」や、「猿のデクスターとのNG集一歩手前の追いかけっこ」など、現場のノリと熱量がそのまま凝縮されたシーンが秘蔵されている。こうした未公開映像の試行錯誤があったからこそ、洗練された本編のテンポ感が生まれたことがうかがえる。