彼女のキャリアを語る上で欠かせないのが、『24時間テレビ 愛は地球を救う』での総合司会としての功績だ。長時間の生中継という極限状態のなかで、過剰な演出に流されることなく、出演者や一般参加者の声に真摯に耳を傾ける姿勢は視聴者から圧倒的な支持を集めた。
一方で、報道番組での彼女は一転して怜悧なジャーナリストの顔を覗かせた。テレビ放送業界がエンタメ化へと舵を切るなかでも、ニュースの本質から目を逸らさず、事実をありのままに届けるトーンを徹底。この「情」と「知」の絶妙なバランスこそが、彼女を同世代のアナウンサーの中で唯一無二の存在へと押し上げた要因である。