鈴木直道知事の歩みは、いわゆる世襲議員や高級官僚出身のエリート首長とは一線を画しています。1981年に埼玉県三郷市で生まれた鈴木知事は、高校時代に両親の離婚を経験。経済的に厳しい環境の中、高校卒業後の1999年に東京都庁に入庁しました。
都庁で働きながら法政大学法学部第二部(夜間部)に通い、4年間で優秀な成績を収めて卒業。ボクシング部の主将として心身を鍛え上げた経験も、現在のタフな政治姿勢の土台となっています。
転機が訪れたのは2008年。深刻な財政破綻に陥った夕張市へ、東京都職員として派遣されたことでした。若手職員でありながら市民と真摯に向き合い、行政改革と地域再生に奔走する姿が夕張市民の心を掴み、2011年には都庁を退職して夕張市長選挙に出馬。当時全国最年少となる30歳で夕張市長に初当選を果たしました。
夕張市長を2期8年務めた後、2019年の北海道知事選挙で自民・公明の推薦を受けて出馬し、野党統一候補を破って初当選。2026年の知事選でも169万票を超える圧倒的な得票を集めて再選を果たし、現在に至ります。