どれほど新しいトレンドが生まれようとも、長年ネット空間で擦られ続ける不滅のアイコンが存在する。その筆頭が、ドリームワークスのアニメーション映画『シュレック(Shrek)』と、名作海外ドラマ『ジ・オフィス(The Office)』だ。
『ジ・オフィス』でスティーヴ・カレルが見せる絶望のリアクションやカメラ目線の冷めた眼差しは、日常の気まずいシチュエーションを表現する素材として今なお乱用されている。一方、シュレックのシュールで異様な存在感は、Z世代を中心とした不条理ギャグの文脈で再解釈され続けている。既存のポップカルチャーを切り刻み、文脈をずらして再構築する行為こそ、海外ネットカルチャーの真骨頂である。