人形町を訪れたら必ず手に入れたいのが、江戸時代から続く伝統銘菓「人形焼」です。数ある店舗の中でも双璧をなす二大名店の個性を比較してみましょう。
七福神の顔をかたどった縁起の良い造形で知られる「重盛の人形焼」は、極限まで薄く焼き上げられたカステラ生地の中に、極上のこしあんが隙間なくぎっしりと詰まっています。一口かじれば濃厚な小豆の風味が口いっぱいに広がり、甘党にはたまらない満足感を誇ります。
対して、1892年創業の「板倉屋」は、伝統的な手焼きの製法にこだわり続ける名店。こちらはふっくらとしたカステラ生地の優しい甘みと香ばしさが際立ち、程よい甘さのあんことの調和が絶妙です。素朴で飽きのこない味わいは、幅広い年代から支持されています。
また、人形焼以外にもほうじ茶専門店「森乃園」の極上ほうじ茶スイーツや、職人技が光る老舗刃物店「うぶけや」の逸品など、洗練された人形町の手土産はビジネスの手土産から大切な人への贈り物まで極めて高い評価を得ています。