人間のモチベーションや欲求の構造を語る上で欠かせないのが、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した「欲求5段階説(自己実現理論)」です。
マズローは、人間の欲求をピラミッド状の5つの階層に分類しました。
三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)は、このピラミッドの土台となる第1階層「生理的欲求」に完全に該当します。
マズローの理論における重要な原則は、「低次の欲求が一定程度満たされない限り、高次の欲求へは進めない」という点です。例えば、極度の睡眠不足や飢餓に苦しんでいる人間が、「キャリアアップしたい(承認欲求)」や「自分らしい生き方を追求したい(自己実現欲求)」と前向きに考えることは困難です。
日々の仕事や人間関係で集中力が続かなかったり、自己成長への意欲が湧かなかったりする場合、実は第1階層である三大欲求のリズムが崩れていることが根本原因になっているケースが多く見受けられます。