リメイク版が放送された際、最も多くの視聴者が違和感を覚えたのは、作品全体を覆う「色彩と光の明るさ」だった。旧作が持っていた特有の薄暗さ、どこか湿り気を帯びた離島の重苦しい空気感は、最新のデジタル作画によって過度なまでにクリーンに整理されてしまった。
名シーンとされるピアノの旋律と殺害現場の対比においても、旧作が醸し出していた狂気と静寂の絶妙なバランスが影を潜めた。流血表現や遺体の描写に対するテレビ放送上の自主規制が厳格化したことも重なり、かつて子どもたちの心にトラウマ級の衝撃を刻みつけた「恐怖の美学」はマイルドに希釈されたと言わざるを得ない。