この場所を訪れるなら、太陽の角度にこだわりたい。午前7時台、東山から昇る朝日が御所の築地塀を斜めに照らす時間帯は、空気が最も澄み渡る至福の刻だ。野鳥の声が木霊し、玉砂利を踏みしめる自分の足音だけが心地よく響く。
一方で、夕暮れ時の黄昏時も捨てがたい。西陣の町並みに夕日が沈む頃、広大な敷地は紫紺のグラデーションに染まり、家路につく市民たちの長い影が伸びる。季節の移ろいと一日の光の変化に五感を研ぎ澄ますひとときは、どんな豪華な名所巡りよりも深く、旅人の記憶に刻まれるはずだ。 (出典: 京都 御苑(Yahoo!ニュース))
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