奈良漬の周りについていた酒粕は、野菜の旨味や塩分が溶け込んだ最高峰の調味料です。そのままゴミ箱へ捨ててしまうのは非常にもったいない話です。
おすすめの再利用法をいくつか紹介します。
1. 魚や肉の粕漬け(西京焼き風)
残った酒粕に、みりん大さじ1、醤油小さじ1を加えてよく練り合わせます。サケやサワラ、タラなどの切り身、あるいは豚ロース肉の表面に塗り、ラップで包んで冷蔵庫で一晩から二晩寝かせます。焼く際は焦げやすいため、粕を軽く拭き取ってから弱火でじっくり火を通すと、料亭のような深いコクと柔らかさに仕上がります。
2. 奈良漬粕とクリームチーズのディップ
削ぎ落とした粕少々と細かく刻んだ奈良漬を、室温に戻したクリームチーズと混ぜ合わせるだけ。クラッカーやバゲットに乗せれば、上質なワインやウイスキーに合う極上のおつまみが完成します。
3. 粕汁・豚汁の隠し味
いつものお味噌汁や豚汁を火から下ろす直前に、スプーン1杯の奈良漬粕を溶かし入れます。それだけで芳醇な香りとまろやかな甘みが加わり、体の芯から温まる極上の一杯に変化します。