冬休み期間中、県内のほぼすべての小中学校で取り組まれるのが新潟県小中学校書き初め展(通称:新潟県書き初め大会)です。学年ごとに配当された規定課題に挑むこの催しは、半世紀以上にわたり新潟の冬の学習習慣として定着しています。
大会の公平性を担保するため、新潟県競書大会の規定には厳格なルールが定められています。使用する用紙の規格(八つ切り判や条幅など)はもちろん、墨色の濃淡、学年や氏名の割り付け位置(文字の配置バランス)に至るまで、ミリ単位の配慮が求められるのが実情です。
審査において重視されるポイントは、単に「勢いがある」「迫力がある」といった感覚的な要素だけではありません。文部科学省の学習指導要領に準拠し、以下の3つの観点から多角的に評価されます。
・基本点画の正確性:「とめ・はね・はらい」が正しく書かれているか
・字形と文字の組み立て:中心線が通り、へんとつくりのバランスが適切か
・全体の調和と紙面構成:文字の大きさ、行間、学年・氏名の配置が美しく収まっているか
学年が上がるにつれて行書の筆使いや文字の連続性が問われるなど、発達段階に応じた明確な評価基準が設けられています。