校名の変更と共学化に伴い、ハード・ソフト両面における環境刷新が急速に進みました。なかでも象徴的だったのが、長年親しまれてきた黒の詰め襟学生服からの「制服フルリニューアル」です。
新制服は、明治大学のスクールカラーである「紫紺」をさりげなく取り入れた気品あるブレザースタイル。男子はスタイリッシュなスラックスとネクタイ、女子はチェック柄のプリーツスカートに加え、活動的なスラックスの選択も可能となっています。学校説明会に訪れた保護者からは「男子校時代の無骨で質実剛健なイメージから、洗練された都会的な付属校の佇まいに一変した」と好意的な声が多く寄せられました。
キャンパス設備にも大規模な投資が実施されています。女子生徒の受け入れに伴う清潔なパウダールームや専用ラウンジ、更衣室の新設はもちろんのこと、校内売店には大学オフィシャルグッズや食品を取り扱う「明大マート」が導入されました。高校生が放課後に明治大学和泉キャンパスの図書館や施設と連携した探究型学習を行うなど、単なる名称変更にとどまらない「大学直結の学び」が日常に組み込まれています。
SNSや教育系掲示板では「かつての自由でバンカラな日本学園らしさが薄れるのではないか」と惜しむOBの声も一部に見られました。しかし、伝統の体操部や鉄道研究部といった熱量の高いクラブ活動は新体制下でも継承されており、新旧の文化が融合した独自の活気が現在のキャンパスに定着しつつあります。