新鍋理沙さんのキャリアを語る上で欠かせないのが、2012年ロンドンオリンピックでの大躍進です。女子日本代表「火の鳥NIPPON」の一員として出場し、日本女子バレー界にとって28年ぶりとなるオリンピック銅メダル獲得に大きく貢献しました。
当時、オポジットというポジションに入りながら、実質的には守備の要としてサーブレシーブを一手に引き受けました。強烈な海外勢のサーブを乱れず正確にセッターへ返し、守備から素早く攻撃へ転じるスピードバレーは世界中の関係者を驚かせました。
その後、2017年のアジア選手権ではMVPとベストオポジットをダブル受賞するなど、名実ともにアジアの頂点、そして世界トップクラスの技巧派アタッカーとしての地位を不動のものとしました。派手なバックアタック全盛の時代において、巧みなブロックアウトやコースを突くスパイク、何より鉄壁のレシーブ力でチームを救い続けた姿はまさに職人技でした。