どれほど安全に冷凍保存できていても、解凍の手順を誤れば一気に食中毒菌が増殖する。最も避けるべきは「室温放置での自然解凍」だ。
室温に放置すると、肉の外側だけがぬるい温度帯(20℃〜40℃の菌が激増するゾーン)に長時間をさらされ、内部が凍ったまま外側で爆発的に菌が増える。専門家が推奨する安全な解凍法は主に3つある。
・冷蔵室での緩やかな解凍:半日〜1日かけて低温のまま解凍する。ドリップが最も出にくい。
・氷水解凍:ボウルに氷水を作り、密閉袋に入れた肉を浸す。低温を保ちつつ比較的短時間で解凍可能。
・電子レンジの解凍機能:急ぎの場合に有効だが、解凍ムラに注意し、解凍後はすぐに調理する。
ドリップ(肉から出る赤い液体)には旨味だけでなく雑菌も含まれるため、調理前にキッチンペーパーでしっかり拭き取るのが衛生上のポイントだ。