国際的な軍事力評価機関「Global Firepower」の最新ランキングや欧米のシンクタンクによる最新統計において、日本は世界第7位から第5位の範囲で推移している。兵力数のみを見れば中国やインド、米国には及ばない。しかし、艦艇の平均艦齢の若さ、潜水艦の静粛性、そしてP-1哨戒機をはじめとする海洋監視能力においては、世界最高水準に位置する。
単純な兵器数や兵員数で測るランキングには大きな「罠」が存在する。防衛省内部の評価分析によれば、日本の真の強みは単体の火器数ではなく、高度にデジタル化されたC4Iシステム(指揮統制通信情報)と、日米同盟を前提としたデータリンク能力にあるとされる。有事における実効的な防衛能力は、公表されている指数を大きく上回る潜在性を秘めている一方で、長期戦における弾薬備蓄や保全態勢が課題として指摘されてきた。