SNSやコミックレビューにおいて、くるみは「初登場時は嫌いだったのに、最終的に一番好きになった」と評されることが極めて多いキャラクターです。その理由は、彼女が決して「ただの当て馬」に終わらない、筋の通った誇りを持っていたからです。
爽子を陥れるような工作を行いながらも、風早が爽子を本気で想っていると悟った瞬間、彼女は卑怯な逃げ道を捨てて正面から告白し、潔く失恋を受け入れました。そして、恋に臆病な爽子の背中を時に厳しく押し続けます。
「あんたなんか、大っ嫌い!」というくるみの有名な台詞は、言葉とは裏腹に、誰よりも爽子の誠実さを認め、信頼しているからこそ出た魂の名言です。狡猾でありながら誰よりも努力家で、恋に命懸けだった彼女のかわいい魅力と不器用な生き様は、読者の共感と敬意を惹きつけて離しません。