閉館から時間が経過した現在でも、個人の宿泊記ブログやSNS上には当時の滞在を懐かしむ声が数多く残されています。利用者の生の声から浮かび上がるのは、「絶妙な立地環境」と「郷土色あふれる朝食の満足度」でした。
特に高く評価されていたのが、尾山神社へのアクセスです。金沢駅からバスで「南町・尾山神社」下車徒歩約3分という利便性に加え、ホテルのエントランスを出ればすぐに重要文化財である尾山神社のステンドグラス神門が望めるロケーションは、金沢観光の拠点として唯一無二の価値を持っていました。
また、朝食レストランで提供されていた郷土料理の「治部煮(じぶに)」や金沢カレー、地元の契約農家から仕入れた加賀野菜を使ったメニューは、トリップアドバイザー等のレビューサイトでも「朝から金沢の食文化を堪能できる」と絶賛されていました。一方で、「水回りの設備にやや年季を感じた」「エレベーターの待ち時間が長かった」といった老舗ゆえの構造的課題を指摘する意見も散見されました。