「茶色のブリティッシュショートヘア」というフレーズを耳にした際、多くの人が思い浮かべるのは赤褐色のトラ柄や淡いミルクティー色ではないでしょうか。結論から言えば、血統登録機関(CFAやTICAなど)において公式に認められた毛色の中に「茶褐色系」のカラーバリエーションは確かに存在します。
一般的な認知度として「ブリティッシュショートヘア毛色の種類=ブルー」という構図が定着しているのは、キャットショーの歴史においてブルー単色がスタンダードとして長く重用されてきた背景があるためです。しかし本来、この猫種は交配の歴史の中で多様な遺伝子を受け継いでおり、茶色に見える毛色も正規のバリエーションに含まれています。
店頭で見かける機会が極端に少ないのは、遺伝的に発現確率が低いこと、そして計画的なブリーディングが難しいためです。ペットショップの店頭で偶然見かけるケースは稀で、愛好家の多くは専門知識を持つキャッテリーから直接情報を得ています。