syamu_gameこと浜崎順平氏が動画投稿を始めたのは、YouTubeの黎明期にあたる2010年代初頭でした。大阪府貝塚市の実家を拠点に、自作のオリジナル小説の朗読やゲーム実況、独特な食品レビュー動画を連日のようにアップロードしていたものの、当初の再生回数は数十回程度にとどまっていました。
転機が訪れたのは2014年春のことです。2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)の「なんJ」スレッドに彼の動画URLが投下されると、あまりにも独特すぎる編集センスと、根拠のない自信に満ち溢れた言動が住民たちの目に留まりました。当時、HIKAKINなどの台頭で盛り上がりを見せていたYouTuber界隈への皮肉を込めて、なんJ民は彼を「大物YouTuber」と命名。これがネット史上屈指のコンテンツへと昇華する「貝塚勃興」の幕開けでした。
彼の動画を特徴づけていたのが、カットの継ぎ目に無意味に挿入されるトランジションエフェクトや、独特の暗転処理です。このぎこちない動画編集スタイルは、彼が過去にプレイしたゲーム実況動画にちなんで「対馬編集」と呼ばれるようになり、数多くのMAD動画や派生コンテンツを生み出す土壌となりました。