ファッション愛好家が気になるのが、「セール時期」と「アウトレット」の存在です。かつてアパレル業界の慣例であった年2回の大規模クリアランスセールですが、コム デ ギャルソンにおいては近年、ブランド価値保護とサステナビリティの観点から直営店での一般向け一斉セールの縮小・廃止が進んでいます。
現場取材および顧客へのヒアリングによると、直営店では顧客向けのクローズドな案内や特定ラインのプロモーションにシフトしており、店頭で大々的な値引きワゴンが並ぶような光景は見られません。ただし、一部の百貨店インショップでは百貨店全体の優待スケジュールに準じる場合があるほか、ドーバーストリートマーケットのシーズナルセール(E-SHOP含む)では過去シーズンのアーカイブが割引対象となるケースが存在します。
また、コムデギャルソンアウトレットに関しても誤解が広がっています。御殿場プレミアム・アウトレットなどに常設または期間限定で出店されるケースがありますが、そこでの主力商品は「BLACK COMME des GARÇONS」や過去のキャリー品、シューズ類の一部に限られます。メインラインの最新作や「PLAY」の定番商品がアウトレット価格で大量に流通することは構造上あり得ないため、「定価より極端に安い新品」を謳う非公式なオンライン販売には警戒が必要です。