せっかく手に入れた良質な野菜も、冷蔵庫の奥でしなびさせてしまっては元も子もない。
日本野菜ソムリエ協会のスペシャリストたちが口を揃えて強調するのは、「野菜が育った環境を再現して保存する」という鉄則だ。サツマイモなどの根菜類は冷気に弱いため、冷蔵庫の野菜室に入れると低温障害を起こして細胞が破壊され、味が急速に落ちてしまう。新聞紙に1本ずつ包み、風通しの良い冷暗所で常温保存するのが最も長持ちさせる秘訣だ。
葉物野菜やキノコ類は湿気との戦いになる。パックのまま放置すると自身の蒸散作用で傷みやすくなるため、一度取り出してキッチンペーパーで包み直し、密閉袋に入れて立てて保存する。このひと手間で、抗酸化ビタミンやみずみずしさを1週間以上も高水準でキープできる。