猛暑の屋外から帰宅した際、真っ先に手を伸ばしたくなる冷たさだが、当てる場所を間違えると冷却効率は半減する。おでこや頭に直撃させるのはあまり意味がない。狙うべきは、皮膚のすぐ近くを太い静脈が通っている部位だ。
救急医療の現場でも推奨されているのが、「首の両脇」「脇の下」「太ももの付け根(股関節)」の3箇所。ここに冷えたボトルを当てると、体全体を巡る大量の血液が直接冷やされ、上がってしまった深部体温を急速に下げることができる。ただし、冷凍庫から出したばかりのボトルを直接肌に押し当てるのは低温火傷のリスクがある。必ず薄手のタオルかハンカチを1枚巻いて使用するのが、安全かつ効果的な冷却法だ。