かつて新横浜ラーメン博物館に出店したことで、その名は一気に全国区となった。都市部での知名度獲得は、普通であれば「現地に行かなくても食べられる」という結果を生みがちだ。しかし、この店舗の場合は真逆の結果をもたらした。
催事や都市部店舗で味を知ったファンが、「水も空気も異なる、利尻の本店で本物を確かめたい」という強い欲求を抱き、結果として島への熱狂的なリピーターへと変化したのだ。
都市でのブランディングと、離島本店の「聖地化」。この巧みな戦略が、一時のブームで終わらない強固なブランドストーリーを形成している。