ヤミ金融の世界で隠語として使われる「トゴ」とは、「10日(トオカ)で5割(ゴワリ)」の利息が発生する契約形態を指します。わずか10日間で元本の50%に相当する利息を要求される仕組みであり、一般的な金融機関の常識ではあり得ない暴利です。
実際に10日5割 年利計算を行うと、その異常性が鮮明になります。1年は365日あるため、10日間のサイクルは1年に36.5回訪れます。単利計算(元本に対してのみ利息を計算)であっても「50% × 36.5 = 年利1825%」に達します。さらに利息を元本に組み入れる複利計算で算定した場合、1年後の金利負担は実に約1億4400万%という非現実的な数値へと跳ね上がります。
現場で横行するトゴ 闇金 仕組みは、単に高利というだけにとどまりません。多くの悪質業者は、融資実行時に「手数料」や「初回到達利息」と称して最初から利息分を差し引く「先引き」という手口を用います。手元に渡る現金を極限まで減らしつつ、請求額だけを膨らませる構造です。
具体的な10日5割 計算シミュレーションでその実態を確認してみましょう。名目上5万円の融資を申し込んだ場合、業者は利息2万5,000円と融資手数料5,000円を事前に天引きし、実際に被害者の口座へ振り込まれるのはわずか2万円程度に過ぎません。それにもかかわらず、10日後には額面通りの5万円の返済を迫られます。実質的に手に入れた2万円に対して、わずか10日で3万円の上乗せ返済を求められている計算となり、実質的な利息負担率は10日で150%(年利5475%)に達するケースすら珍しくありません。