単なる現金の出し入れ端末だったATMは、高度な行政・金融複合プラットフォームへと変貌を遂げている。株式会社セブン&アイ・ホールディングス傘下の株式会社セブン銀行を率いる松橋正明社長のもと、全国の店舗へ急速に配備が進むのが第4世代ATMだ。
新型端末には高性能な高精度カメラと生体認証機能、スキャナーが内蔵されており、単なる現金の入出金にとどまらない。マイナポータルと直接連携した公的個人認証や、本人確認書類の読み取りによるその場での口座開設、さらには顔認証によるカードレス取引までを一気通貫で処理する能力を持つ。
地方銀行が採算の合わない実店舗や自前のATMコーナーを相次いで閉鎖・統合するなか、コンビニのATMインフラは日本のリテールバンキングを支える社会インフラそのものになりつつある。銀行窓口で行っていた諸手続きの多くが、買い物のついでにセブンの端末で完結する時代が現実のものとなっている。