初代たまごっちをプレイした多くの人々が経験した悲劇が、「大切にお世話をしていたはずなのに、なぜか10日前後で突然死んでしまう」という現象です。この原因の多くは、ゲームの内部仕様における最大の罠「スナック菓子(おかし)」の与えすぎにありました。
当時のプレイヤーは、ごきげん度を素早く手軽に上げるため、ミニゲーム(あっちむいてホイ)で遊ぶ手間を省き、コマンドから「おかし」を連続して与えがちでした。しかし、内部プログラムではスナックを1回与えるごとに体重が2g増加し、不可逆的な肥満フラグと病気発症カウンターが上昇する仕組みになっていました。
体重が増えすぎたキャラクターは、虫歯や突然の重病にかかる確率が跳ね上がり、寿命計算ルーチンにおいて激しいマイナス補正を受けます。良かれと思ってお菓子を大量に与えていたプレイヤーは、自らの手で愛するペットの寿命を縮め、にょろっちへの転落や若年死を招いていたのです。
また、もうひとつの有名な攻略テクニックであり盲点だったのが「時計合わせ機能を利用した睡眠操作」です。たまごっち本体のAボタンとCボタンを同時押しして時間設定画面を開くと、時計の進行が一時停止します。仕事中や授業中、あるいは就寝中にたまごっちの時計を夜間に設定して無理やり眠らせることで、お世話ミスを完全に回避する「時間凍結の裏技」を駆使するプレイヤーが、エリートたまごっちの育成に成功していました。